[2020_11_06_03]トリチウム処理水「慎重な対応を」 内堀知事が福島第一原発を視察(テレビユー福島2020年11月6日)
 
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トリチウム処理水「慎重な対応を」 内堀知事が福島第一原発を視察

 トリチウムなどを含む処理水の処分方法をめぐる議論が大詰めを迎える中、内堀知事は6日、福島第一原発を視察しました。
 視察を終えた知事は、国と東京電力に対し、「慎重な対応」を求める考えをあらためて示しました。
 6日、福島第一原発を視察に訪れた内堀知事。
 東京電力の担当者から汚染水を減らす対策として行われている建屋周辺のがれきの撤去について説明を受けたほか、汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去設備=ALPSや、その処理が終わったあとのトリチウム処理水をためるタンクなどを視察しました。
 処理水の処分方法をめぐる議論について10月、内堀知事は…。
 「国から何らかの対応方針が示されれば、それに対して県としての意見は申し上げてまいります」
 処理水の処分方法をめぐっては10月、政府は処理水を海水で薄めて、トリチウムの濃度を国の排出基準以下にして海に流す「海洋放出」で処分する方針を決める方向でしたが、決定を延期していました。
 6日、処理水の現状を視察した内堀知事は…
 内堀知事
 「年々このタンクが林立していき、敷地を圧迫していくさまを目の当たりにしてきました。やはりこの処理水の問題、いま大きな問題となっていますが、 この問題に、国・東京電力が真摯に向き合い、慎重に対応していただきたいと考えています」
 国と東京電力に対し、これまで通り、慎重な対応を求める考えをあらためて示すにとどまりました。
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