【記事18669】揺らぐ安全神話 柏崎刈羽原発 断層からの異議 1号機訴訟30年 原発「耐震裕度」 鋼材強度 揺れの大きさ・・・ 設計不確定要素見込む 「説明不十分」専門家ら指摘(新潟日報2008年5月5日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発。今のところ、重大な損傷が発見されていないことについて東電は「設計上の余裕があったから」との認識だ。7号機の機器類に関する東電の目視点検と解析結果では、異常は確認されていない。
 しかし、耐震工学に詳しい東京大の秋山宏名誉教授は、これまでに実施された点検と解析だけでは不十分と強調する。
 「地震の揺れの予測は完全にはできないから、余裕を見込んできた。だが、現段階では、その余裕についての解明がされていない」と指摘。さらに「分からないまま運転再開はできない。事故がなかったから良かったという言い方では済まない」と言う。

KEY_WORD:経済産業省原子力安全・保安院:独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)の蛙沢勝三耐震安全部長:JNESの高松直丘機器・システムグループ長:保安院の前川之則統持安全審査官:東京電力柏崎刈羽原発:東京大の秋山宏名誉教授:県の原発安全管理に関する技術委員会小委員会:裕度:前川統括安全審査官:CHUETSUOKI: