【記事18201】IAEA報告書 「深刻な損傷なし」 柏崎原発 報告遅れ指摘(茨城新聞2007年8月19日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 【ウィーン18日共同】国際原子力機関(IAEA)は十七日、新潟県中越沖地震で被害の出た東京電力柏崎刈羽原発に関し、原子炉の安全性に影響する「目に見える深刻な損傷はなかった」などとする報告書を公表、日本政府にも提出した。ただ、長期的な運転を続けた場合、現時点で顕在化していない損傷が原発の一部に支障を与える可能性があると驚告。原子炉容器や炉心、燃料の詳細な調査など重要な作業が今後も行われる必要があるとした。
 IAEAの専門家チームは工学や耐震の専門家計6人で、六日から九日まで現地を調査。団長のジャメ原子力施設安全部長は記者団に「地震が想定の二倍にも達したのに原子炉が安全に停止したのには正直、大変驚いた」と発言。その上で「今後も慎重にフォローアップする」と述べ、適当な時期に再調査のため訪日する意向を示した。

KEY_WORD:国際原子力機関(IAEA):新潟県中越沖地震:東京電力柏崎刈羽原発:「重大な懸念の原因」:調査団長のジャメ原子力施設安全部長:経済産業省原子力安全・保安院:CHUETSUOKI: