【記事18111】柏崎刈羽原発 変圧器損傷さらに5基 中越沖地震 油漏れ一部続く 新潟県などが立ち入り調査(朝日新聞2007年7月21日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 変圧器で被害が相次いだ原因として、変圧器などの付帯設備は、国の指針で地下の安定した岩盤との固定を求められている原子炉の建屋より、基準が緩いことが挙げられる。
 制御棒や原子炉格納容器が求められている耐震性は最も高い「ASクラス」だが、変圧器は最も低い「Cクラス」。東電も「所内のすべての変圧器は土の上に立っているだけといい、「変圧器やダクトなど周辺設備で被害が出ており、揺れに弱かったと感じている」と認める。
 ASクラスは、その地域で発生する可能性のある最大級の地震や、マグニチュード6・5の直下型地震を想定してつくられている。Cクラスは、一般の建物と同じ建築基準法に基づいている。
 東電によると、油が漏れた場合でも、周囲に空気が少ないなどの理由で直ちに火災につながるものではないとしている。
 県によると、地盤沈下など地震の影響で、構内ほぼすべての消火設備が損傷を受けたという。

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