【記事18105】「将来、壊滅的原発震災の可能性」 「耐震指針改善を」 石橋・神戸大教授指摘(毎日新聞2007年7月21日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 新潟県中越沖地震で棄京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市・刈羽村)が被災したことを受け、「原発震災」という言葉を提唱した神戸大の石橋克彦教授(地震学)らが20日、日本外国特派員協会で記者会見した。
 同原発の被災は欧米にもニュースとして配信されており、外国人記者からは「新しい耐震指針は不十分なのか」「浜岡原発は大丈夫か」などの質問が出て、関心の高さをうかがわせた。
 石橋教授は柏崎刈羽原発の被災について、「何ら驚くべき事態ではない。私を含め多くの人々が危険性を訴えていた」と発言。そのうえで想定東海地震の震源域の真上にある中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の例を紹介し、「耐震指針の根本的な改善がない限り、日本は近い将来、壊滅的な原発震災に見舞われるだろう」と訴えた。 【中村牧生】

KEY_WORD:新潟県中越地震:東京電力柏崎刈羽原発:原発震災:神戸大の石橋克彦教授(地震学):想定東海地震:中部電力浜岡原発:CHUETSUOKI: