[2019_01_04_02]熊本で震度6弱 専門家「どこでも起こりうる」(MBCニュース2019年1月4日)
 
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熊本で震度6弱 専門家「どこでも起こりうる」

 熊本県の震度6弱の地震。2016年に起きた熊本地震との関連や、鹿児島も含め今後の備えなどについて、専門家に聞きました。
 地震地質学が専門で鹿児島大学の井村隆介准教授は3日の地震について、観測史上初となる震度7の揺れが2度起きた2016年4月の熊本地震と「直接の関係はない」と話します。
(鹿児島大学・井村隆介准教授)
 「熊本地震の余震は阿蘇まで広がっているが、離れたところで3日は起きている。そういう意味で、熊本地震と関係ない地震」「マグニチュードは熊本地震が7クラス、今回は5で2違う。熊本地震は今回起きた地震が1000発起こらないと同じにならない規模」
 一方で、3日の地震は熊本地震と同じ、内陸を震源とした「直下型地震」でした。規模が小さくても震源が浅ければ、その真上では大きな揺れになりうると井村准教授は警鐘を鳴らします。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
「直上で震度6を超える非常に強いゆれで、局所的というのが内陸型直下型地震の特徴。予測は不可能」
そして、鹿児島でも備えが必要だと話します。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
「九州は地盤にどこでも力かかっている。震度6・7は日本中でどこでも起こりうる。予測できないので、落ちてくる、倒れてくるものに注意するしかない」

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