[2019_01_26_01]柏崎原発は「断層調査が不完全」 住民団体が東電に申し入れ(新潟日報2019年1月26日)
 
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柏崎原発は「断層調査が不完全」 住民団体が東電に申し入れ

 東京電力柏崎刈羽原発に反対する住民団体「柏崎刈羽原発市民研究会」などは25日、東電に対し、同原発周辺の断層の活動性を評価するために掘削した「寺尾トレンチ」と呼ばれる断層面の調査結果を巡り、「東電の解釈に疑義がある」とする申し入れを行った。
 申し入れをしたのは研究会と、地質の専門家らでつくる「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」(活断研)のメンバー。昨年12月に寺尾トレンチを視察し、活断研が分析した。
 活断研の武本和幸・元刈羽村議は、東電が調べた断層の位置に疑義を呈し、「地域全体の構造運動を解明する上で、調査が不足している」と指摘した。東電の担当者は「社内で確認する」と応じた。
 東電は、寺尾トレンチの断層を「地滑り性の断層で地下深部につながる断層ではなく、震源として考慮する活断層ではない」と評価している。

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