[2019_03_19_06]柏崎刈羽原発差し止め訴訟『地震の揺れ想定不十分』原告側が指摘 「長岡平野西縁断層帯」による地震に着目(新潟日報2019年3月19日)
 
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柏崎刈羽原発差し止め訴訟『地震の揺れ想定不十分』原告側が指摘 「長岡平野西縁断層帯」による地震に着目

 東京電力柏崎刈羽原発の周辺住民らが東電を相手取り、全7基の運転差し止めを求めた訴訟の第26回口頭弁論が18日、新潟地裁であった。
 原告側は将来、原発を襲う可能性がある地震の揺れについて東電の想定が不十分と指摘した。
 東電が6,7号機に関して設定した基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)は、原子力規制委の審査で認められている。
 しかし、原告側は柏崎刈羽原発周辺でずれ動いて地震を起こす可能性がある活断層のうち、新潟市沖から小千谷市まで南北に80キロ余りの「長岡平野西縁断層帯」に着目。
 この活断層による地震の揺れが、原発地下の地殻構造の特性で増幅することを東電は考慮していないとして「揺れの想定が過少だ」と主張した。
 (3月19日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)

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