[2019_03_28_04]県内原子力施設 計画破棄を要請 市民団体、県などに(東奥日報2019年3月28日)
 
 反原発・反核燃を掲げる市民団体「なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク」は27日、県内の原子力施設を運転させないため原子力事業者と安全協定を締結しないことを求める要請文を、三村申吾知事宛てに提出した。
 要請文では、福島第1原発事故のような事故を起こさない対策は、県内全ての原子力施設の運転計画を破棄すること−とし、「原子力事業者と安全協定を締結しないことで、県内原子力施設を運転させないでいただきたい」と求めた。
 さらに、「これまで原燃が原子力規制委員会に提出した六ヶ所再処理工場の事業変更許可申請の補正申請書の内容について県民に説明すべきではないか」など五つの質問に対する回答を要望した。
 同日、同団体の山田清彦事務局貝らが県庁を訪れ、原子力立地対策課の藤田裕士課長代理に要請文を手渡した。県側は「国と事業者の取り組みを厳しく見極め、県民の安全・安心を第一に対応していきたい」と答えた。質問については後日書面で回答するとした。 同団体は同日、六ヶ所村と日本原燃に対しても要請文を提出した。
    (山内はるみ)
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