[2019_05_17_06]特重施設の進捗状況「示せない」−柏崎刈羽原発所長が会見…メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋) 金子通 (たんぽぽ舎会員)(たんぽぽ舎2019年5月17日)
 
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特重施設の進捗状況「示せない」−柏崎刈羽原発所長が会見…メルマガ読者からの「新潟日報」情報1つ(抜粋) 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆特重施設の進捗状況「示せない」−柏崎刈羽原発所長が会見

 東京電力柏崎刈羽原発の設楽所長は16日の定例会見で、新規制基準で原発への設置が義務化されたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の工事の進捗状況について、「詳細設計が全て終わっておらず、示せない」と語った。柏崎刈羽原発では特重施設の準備工事を進めている。
 原子力規制委員会は4月、「原発本体の工事計画の認可から5年」とした特重施設の完成期限を延長しない方針を決めた。東電が再稼働を目指す柏崎刈羽6,7号機はまだ工事計画の認可を受けていない。
 設楽所長は、特重施設を含めた安全設備が完成した後に再稼働させるべきではないかとの質問に対し、「決められた枠組みの中で工事や準備をしっかりやっていく。県の三つの検証にも引き続き対応する」と述べるにとどめた。
 一方、6,7号機の再稼働の条件として、柏崎市の桜井市長が6月までの提出を求めている1〜5号機の廃炉計画については「検討中」とした上で「経営判断に関わる。どういう形で回答できるか最後の最後まで分からない」とした。 (5月17日「新潟日報」より)
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