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「大きな失望」 原発推進派の柏崎商工会議所　東京電力に異例の申し入れ【新潟
　柏崎刈羽原発を巡っては、所員が他人のＩＤカードを使い中央制御室に不正に入っていた問題や、完了したと発表していた７号機の安全対策工事の一部が完了していないことが明らかになりました。
　こうした事態を受け３日、東京電力が柏崎商工会議所を訪れました。

【柏崎商工会議所 西川正男会頭】
　「再稼働に向けた取り組みを行ってきた我々にとってこそ、大きな失望であり、貴発電所との信頼関係を揺るがしかねない事態と受け止めています」
　本来、再稼働を推進する立場の柏崎商工会議所が示した東京電力への不信感。
　西川会頭は、再発防止策の確立や地域への説明、信頼回復に向けた取り組みを求める申し入れ書を手渡しました。

【柏崎刈羽原発 石井武生 所長】
　「２つの事案いずれも社内でも重大な事案と受け止めている。再発防止も早急に実効的なものを考えしっかりと対応して参りたい」
　今回の申し入れについて柏崎市の桜井市長は…。

【柏崎市 桜井雅浩市長】
　「推進団体である商工会議所・商工会から、そのような厳しい意見が出されること自体の重みを、東京電力には十分感じ取って頂かなければ」
　東京電力は、今後地域説明の場を設けるとしています。