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４０年超運転原発　再稼働へ　福井県美浜町長　同意へ「一歩前進」
　福井県美浜町の戸嶋町長は１０日、関西電力の幹部と面談。町長は、関電の地元貢献の姿勢を評価し、４０年を超える運転を目指す美浜原発３号機の再稼働同意に向け、「一歩進んだ」との認識を示した。　　関西電力の松村孝夫・原子力事業本部長ら幹部７人が、戸嶋町長を訪ねた。
　松村原子力事業本部長は、町長から要望を受けていた地元貢献への取り組みなどについて回答。地元企業の技術力向上のため研修会の開催や、実効性あるビジネスマッチングを検討するなど、今後も美浜町との共存共栄に力を尽くしたいとした。
　戸嶋町長は関電の回答を評価した上で、４０年超えの運転を目指す美浜３号機の再稼働について「要請への回答も、同意に至るまでの一つの要件として捉えているので、そういう意味では一歩進んだ」と話しました。
　また、戸嶋町長は今後、経済産業大臣とリモートで面談し、美浜３号機の再稼働同意に向け、国の地域振興に対する考えも確認したい意向を示した。