[2021_03_14_01]東通村長に畑中氏/越善氏に267票差(東奥日報2021年3月14日) |
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任期満了に伴う東通村長選は14日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前村議会事務局長の畑中稔朗氏(58)が2077票を獲得、7選を目指した現職越善靖夫氏(79)、一般廃棄物収集会社代表の新人橋本幸雄氏(80)=いずれも無所属=を下し、初当選を果たした。越善氏には267票差をつけた。投票率は76.68%で、前回選挙戦2009年の79.12%を2.44ポイント下回った。 畑中氏は、時代に即した村政ビジョンの策定・公表や、村民から村政への意見を聞く場を設けるなどの公約を掲げ、30年以上の役場勤務で培った行政経験を強調。「流れを変えなければ、村の将来は危うい。住民の声を聞き、住民目線で、住民のための村づくりを進める」と村政刷新を訴えてきた。 知人らの協力による草の根活動を徹底。現職に対する批判票を着実に取り込み、若年層からも一定の支持を得た。 午後9時半すぎ、同村白糠浜通の事務所に当選の知らせが入ると、畑中氏は支持者らと握手をして喜んだ。「住民が主役の村づくりを進めていきたい。まずは公約の一つ、住民の声を聞く円卓会議を実行し、住民に密着した施策づくりに生かしていきたい」と決意を語った。 越善氏は6期24年の実績を基に「長年の信頼関係を大切に、村勢発展へ取り組む」と村政継続を訴えた。後援会などによる組織戦で臨んだが、多選批判をはね返せなかった。同村白糠前田の事務所で、越善氏は支持者らに「私の不徳の致すところ。敗因はいろいろあるだろうが、結果は厳粛に受け止める。これまで6期24年の支援に感謝する」と述べた。 橋本氏は同村蒲野沢桑原道の事務所で「落選はしたが、結果として目標の現村政ストップにつながったと思う。村が良くなることを願う」と話した。 【開票結果】(選管最終) 当選 2,077 畑中 稔朗 58 無新 1,810 越善 靖夫 79 無現 169 橋本 幸雄 80 無新 (法定得票数未満、供託金没収) ▽有権者数 5,331 ▽投票率 76.68% ▽投票者数 4,088 ▽有効 4,056 ▽無効 32 |
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