[2021_07_08_01]規制委、東電本社13日立ち入り検査柏崎原発の核物質防護体制不備で(新潟日報2021年7月8日)
 
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規制委、東電本社13日立ち入り検査柏崎原発の核物質防護体制不備で

 原子力規制委員会は8日、東京電力本社への立ち入り検査を13日に行うことを明らかにした。柏崎刈羽原発のテロ対策など核物質防護体制の不備を受けた追加検査の一環で、東電本社への検査は初めて。小早川智明社長への聞き取りなどを行い、一連の問題の経緯を確認する。
 規制委事務局の原子力規制庁によると、規制庁内で組織する追加検査チームの検査官数人が東電本社に入る。柏崎刈羽原発所員による中央制御室への不正入室と、テロ防止に関わる侵入検知設備の機能喪失に関して調べる。
 13日の検査の柱は小早川氏への聞き取りで、不正入室と核防護不備に関して当時、どの程度関与していたのかを確かめる。このほか、二つの事案に関する文書や記録も確認する。
 追加検査チームは新潟日報社の取材に「キーパーソンである小早川氏の関与は重要な要素。今後も断続的に検査に入りたい」とした。
 追加検査については、規制委が4月から、柏崎刈羽原発への立ち入り検査を実施。東電に対しては原因究明などに関する報告書を9月23日までに提出するよう求めている。
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