[2021_07_08_08]柏崎刈羽原発 ”内部申告”で工事の不備発覚 東京電力は申告者保護を理由に詳細明かさず(新潟テレビ212021年7月8日)
 
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柏崎刈羽原発 ”内部申告”で工事の不備発覚 東京電力は申告者保護を理由に詳細明かさず

 また、柏崎刈羽原発の工事を巡る問題です。東京電力の社内で、消火設備の工事の不備を指摘する内部申告がありました。東京電力は調査中のため、現時点での詳細の公表は控えたいとしています。
 柏崎刈羽原発の石井武生所長は8日の会見で、「当発電所において消火配管の工事に関する申告があったことは事実であります」と語りました。
 東京電力によりますと、匿名の内部申告は柏崎刈羽原発6・7号機の消火配管工事の不備を指摘するものでした。石井所長は「申告案件事態が現場がどうなっているのか、真意を確認している所なので、しっかりと原因を究明していきたい」と述べました。
 柏崎刈羽原発では、再稼働に必要な安全対策工事の未完了が89件確認されています。しかし今回の内部申告は、異なる性質のため公表を控えていたと説明しています。また、申告した人を保護する観点などから、詳細については応えられないとしています。
 またも不手際が発覚、柏崎市の桜井雅浩市長は「内部通報であろうと何であろうと、タイミングを見計らうのではなくて一気に全部出してもらいたい」と苦言を呈しました。
 しかし東京電力は調査結果を踏まえて今後、適切なタイミングで公表したいとしています。
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