[2021_07_08_07]園児の給食にヒラメ 福島県浪江町の水産業者提供(福島民報2021年7月8日)
 
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園児の給食にヒラメ 福島県浪江町の水産業者提供

 福島県浪江町の請戸漁港に水揚げされたヒラメが8日、町内の浪江にじいろこども園の給食に提供された。園児は口いっぱいにほおばり、笑顔を見せていた。
 町内の水産卸・加工業「柴栄(しばえい)水産」の柴孝一社長(83)が「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から10年が過ぎた。請戸の自慢のヒラメを子どもたちに味わってほしい」と町教委に提案し、実現した。
 同社は震災の津波で社屋が流出した。請戸地区の水産加工団地に工場や事務所、直売所を備えた施設を整備し、2020(令和2)年4月に再開した。請戸漁港に水揚げされた白魚やしらすの加工品をはじめ、鮮魚を直売している。
 浪江にじいろこども園では、柴栄水産から提供された大きなヒラメを給食室で唐揚げに調理した。園児28人は、先生からヒラメについて説明を受けた後、唐揚げを味わった。
 来週は町内のなみえ創成小・中の給食でヒラメを使った料理が出される。
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