[2018_02_10_05]弁閉じ忘れで水漏れ 東北電が再発防止策 東通原発(東奥日報2018年2月10日)
 
 東北電力東通原発1号機の原子炉建屋で弁の閉じ忘れにより配管から水93リットルが漏れた問題で、東北電は9日、作業員が三つの弁を操作するごとに操作結果を現場から中央制御室に報告することなどをまとめた再発防止策を発表した。
 東北電によると、作業員が2日午後、点検で水抜きした配管に再び水を通す作業中、別の作業が行われていることを示す札が弁に付いていたため、違う弁の操作を実施。札が付いていた弁の作業に戻った際、既に弁を閉じたと誤認したという。
 これまでは一連の弁操作を終えてから中央制御室にまとめて報告していたが、作業手順を改める。
 また、作業員が弁を直接まわして開閉状態の確認を行っていなかったことから、閉じ忘れがないか弁をまわして再確認することも徹底する。
     (阿部泰起)
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