[2017_03_30_02]<原子力研究開発機構>高速実験炉「常陽」の安全審査申請(毎日新聞2017年3月30日)
 
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<原子力研究開発機構>高速実験炉「常陽」の安全審査申請

 日本原子力研究開発機構は30日、高速実験炉「常陽」(茨城県大洗町)の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。昨年廃炉が決まった高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)に代わり、今後の高速炉開発に活用する。
 再稼働には、東京電力福島第1原発事故を踏まえた新規制基準に合格する必要がある。申請で原子力機構は、耐震設計で想定する最大の揺れ(基準地震動)を従来の350ガル(ガルは加速度)から倍の700ガルに引き上げた。配管の耐震補強工事など対策費を約54億円と見積もっている。
 一方、経済産業省は同日、新しい高速炉の具体的な開発作業を検討する作業部会を初めて開き、工程表を2018年中に策定すると確認した。【岡田英】

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