[2012_12_01_02]福井住民ら154人提訴 大飯原発差し止め求める(東奥日報2012年12月1日)
 
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 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を安全性が保証されないまま再稼働させたとして、福井県などの住民154人が30日、関電に運転差し止めを求める訴訟を福井地裁に起こした。
 訴状では東京電力福島第l原発事故は、原発のリスクが決して許容できるものではないことを明らかにした」と主張。また、大飯原発直下にある破砕帯(断層)について、原子力規制委員会の調査では専門家の評価が割れており「安全側に考えれば、運転しながら調査するのではなく直ちに運転を停止すべきだ」とした。その上で、活断層が存在する可能性は高く、大地震の発生によって重大事故を引き起こす確度が極めて高いと指摘している。
 さらに「福島第1原発事故で、従来の安全審査指針や技術基準などの欠陥が明らかになった」として、これらに基づいた設置許可は違法とした。再稼働の理由を電力需給とした点ほ、稼働させなくても今年7、8月には十分供給余力があり、電力不足は生じず稼働の必要はなかったと主張。
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