[2000_10_07_06]未知の断層にも備えを 直下型対策 新たな課題(朝日新聞2000年10月7日)
 
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 6日起きた鳥取県西部地震は、これまで活断層がほとんど知られていなかった場所で起きた。阪神大震災後の直下型地震対策の柱は、すでに見つかっている大きな活断層を軸に進められており、新たな課題が浮上したといえそうだ。
(中略)今回の地震で動いたとみられる断層は、発行されている活断層図にはない。ただ、震源から5キロ程度離れた所に、北北西から南東南にのびる長さ10キロほどの活断層があるのを、中田高・広島大教授たちが今年になって見つけた。また、この断層に沿うように1997年ごろから小さな地震が頻発していたことも、気象庁の観測で分かっている。「ひょっとしたらこの断層が動いた可能性もある」と東大地震研究所の島崎邦彦教授はみている。
KEY_WORD:TOTTORI_:HANSHIN_:中田高・広島大教授:東大地震研究所の島崎邦彦教授:六甲断層帯:地震研究推進本部:東大地震研究所の阿部勝征教授: