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●初めに
 
 以下の記事一覧は汚染水(政府が言うには処理水)関連の記事の中から、「サブドレン」をキーワードとするもの抜粋です。記事総数は27件です。ご参考になさってください。元となった汚染水関連の記事一覧は コチラ(記事総数:462件) です。

●サブドレンの概要
 
 東京電力のHPの 「建屋近傍の井戸(サブドレン)からの地下水汲み上げ」 には、「地下水が原子炉建屋等に流れ込むことで増加する汚染水の量を減らすため、サブドレン(建屋近傍の井戸)を設置して、汚染源に「近づけない」取り組みを行っています。この取り組みでは、まず、山側から海側に流れている地下水を、原子炉建屋等の近くにある井戸から汲み上げます。汲み上げた地下水は、浄化処理を行い、排水基準を満たしていることを確認後に、海洋へ排水することで、原子炉建屋等に近づく地下水の量を減少させます。」とあります。
 以下の図はHPにある 「建屋近傍の井戸(サブドレン)俯瞰図」 の縮小版です。


 
●記事一覧

 
(1)福島原発 凍土壁着工不透明に 規制委、実現性強い懸念
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 凍土壁は1〜4号機の周囲の土壌を凍らせた壁で、原子炉建屋などへの地下水流入を抑える。汚染前の地下水をくみ上げて海に流す「地下水バイパス」や、建屋周辺で地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」とともに、汚染水対策の柱とされる。
 
福島原発 凍土壁着工不透明に 規制委、実現性強い懸念 東奥日報  2014/04/30

 
(2)福島原発の浄化地下水放出 漁業者反発 めど立たず
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 東京電力福島第1原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」からくみ上げた地下水を浄化して海に放出する汚染水対策をめぐり、東電は浄化設備の試験運転で放射性物質を十分に減らせたと発表した。東電は浄化後の水を海に放出したい考えだが、風評被害を恐れる漁業者の反発は根強く、めどは立っていない。
 
福島原発の浄化地下水放出 漁業者反発 めど立たず 東奥日報  2014/10/12

 
(3)「浄化確認」もめど立たず サブドレンの地下水放出
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東京電力福島第1原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」からくみ上げた地下水を浄化して海に放出する汚染水対策をめぐり、東電は浄化設備の試験運転で放射性物質を十分に減らせたと発表した。東電は浄化後の水を海に放出したい考えだが、風評被害を恐れる漁業者の反発は根強く、めどは立っていない。(後略)
 
「浄化確認」もめど立たず サブドレンの地下水放出 共同通信  2014/10/14

 
(4)地下水を初放出 福島第1原発サブドレン計画
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 東京電力は14日、福島第1原発建屋周辺の地下水を浄化して海に流す「サブドレン計画」で、昨年試験的にくみ上げ保管していた地下水を初めて放出した。計画は、第1原発の汚染水を減らすための抜本的対策の一つとされている。
 
地下水を初放出 福島第1原発サブドレン計画 東奥日報  2015/09/14

 
(5)福島第1地下水 まず838トン海洋へ 除去難しい「トリチウム」
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 東京電力福島第1原発の汚染水対策「サブドレン計画」で、くみ上げた地下水の海洋放出が14日、始まった。水は浄化処理しているが、放射性物質のトリチウムは除去できていない。トリチウムは、ろ過や蒸留などによる除去が難しいため、原発ごとに基準値を定め、海に放出することが認められている。第1原発事故以前からの制度で、世界的にも同様の措置が取られている。
 
福島第1地下水 まず838トン海洋へ 除去難しい「トリチウム」 東奥日報  2015/09/15

 
(6)特定原子力施設監視・評価検討会(第44回)議事録
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 「第一段階でのサブドレンくみ上げ量」と「降雨による涵養量の差分」から求まる値以上に山側からの地下水流入を減らさなければ、第二段階の閉合を進めても、サブドレン稼働の調整により建屋内外水位の逆転を生じない運用が可能であるというふうに考えてございます。
 
特定原子力施設監視・評価検討会(第44回)議事録 規制委  2016/07/19

 
(7)東電「完全凍結は困難」 第一原発凍土遮水壁 規制委会合で見解
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 会合で東電側は規制委側に凍土遮水壁の最終目標を問われ、「(地下水の流入量を)凍土壁で抑え込み、サブドレン(建屋周辺の井戸)でくみ上げながら流入水をコントロールする」と説明。その上で「完全に凍らせても地下水の流入を完全に止めるのは技術的に困難」「完全閉合は考えていない」と明言した。
 
東電「完全凍結は困難」 第一原発凍土遮水壁 規制委会合で見解 福島民報  2016/07/20

 
(8)<福島第1>遮水壁 規制委「効果見られず」
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 規制委の更田豊志委員長代理は東電の報告に「今のところ効果は見られない」と述べ、当面の汚染水対策として井戸から地下水をくみ上げる「サブドレン」を重視すべきだと指摘。会合メンバーの有識者からも「『遮水能力が高い』という東電の主張はほとんど破綻している」と批判が出た。
 
<福島第1>遮水壁 規制委「効果見られず」 河北新報  2016/08/19

 
(9)<震災5年半>凍土壁 効果確認できず
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 第1原発では、敷地に降った雨水が地中にしみこみ、地下水となって海側に流れている。地下水は配管の隙間などから建屋地下に浸透し、滞留水と混じり合って新たな汚染水が発生する。東電はこれまで、上流で地下水をくみ上げ、浄化後に海に流す「サブドレン」や、護岸からの汚染水流出を防ぐ「海側遮水壁」などの対策を取ってきた。
 
<震災5年半>凍土壁 効果確認できず 河北新報  2016/09/10

 
(10)福島第1 汚染水処理 2年前倒し 東電計画、実現性は不透明
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 東京電力は28日、原子力規制委員会の廃炉作業に関する会合で、福島第1原発1〜4号機の建屋地下にたまった汚染水の処理を終える時期を、当初予定していた2020年から18年8月に前倒しする計画を明らかにした。建屋周辺の井戸「サブドレン」のくみ上げ能力を高めるなどの追加対策を講じる。
 
福島第1 汚染水処理 2年前倒し 東電計画、実現性は不透明 東奥日報  2016/09/29

 
(11)地下汚染水処理 計画2年前倒し 東電、実現性不透明
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 東京電力は28日、原子力規制委員会の廃炉作業に関する会合で、福島第1原発1〜4号機の建屋地下にたまった汚染水の処理を終える時期を、当初予定していた2020年から18年8月に前倒しする計画を明らかにした。建屋周辺の井戸「サブドレイン」のくみ上げ能力を高めるなどの追加対策を講じる。
 
地下汚染水処理 計画2年前倒し 東電、実現性不透明 東京新聞  2016/09/29

 
(12)福島第一原発 凍土遮水壁 期待外れ 汚染水抑制 効果なく迷走
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 規制委は凍土壁を汚染水対策の脇役と位置づけ、サブドレンと呼ばれる建屋脇に設置した井戸の対策を優先するよう求めている。くみ上げ能力を増やせば、地下水の水位をしっかりと管理できるとの理屈からだ。
 
福島第一原発 凍土遮水壁 期待外れ 汚染水抑制 効果なく迷走 東奥日報  2017/01/10

 
(13)福島第1原発の汚染水対策 遮水壁、全面凍結を了承 規制委
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 この日の会合で、東電は、凍土壁の内側に入り込む地下水量がゼロで、降雨が過去40年間の観測で最も少ないと想定しても、建屋周辺の井戸「サブドレン」で水位を制御して、汚染水の漏えいを防げると説明した。
 
福島第1原発の汚染水対策 遮水壁、全面凍結を了承 規制委 東奥日報  2017/06/29

 
(14)東電福島第1原発 汚染水対策 凍土壁ようやく完成へ 350億円投入も効果に疑問符
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 地下水の流れの上流部に配置した井戸でくみ上げた水を迂回させ海に流す「地下水バイパス」建屋近くの井戸「サブドレン」と組み合わせて、地下水が建屋に近づかないようにする。
 
東電福島第1原発 汚染水対策 凍土壁ようやく完成へ 350億円投入も効果に疑問符 東奥日報  2017/07/02

 
(15)「危機意識向上を」県が東電に申し入れ_第一原発4号機サブドレン水位低下
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東京電力福島第一原発4号機近くで地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」の水位が一時低下し、原子炉建屋内の高濃度汚染水が建屋外に漏れ出す恐れがあった問題で、福島県は4日、東電に原因究明と再発防止を申し入れた。(後略)
 
「危機意識向上を」県が東電に申し入れ_第一原発4号機サブドレン水位低下 福島民報  2017/08/05

 
(16)<福島第1>サブドレン水位急低下 近くの井戸掘削が原因か
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東京電力福島第1原発の原子炉建屋周辺の井戸「サブドレン」1カ所の水位が急激に低下し、建屋内の高濃度汚染水が漏えいする恐れがあったトラブルで、東電は10日、約6メートル離れた場所で行っていた新たな井戸の掘削作業が水位低下の原因だったと推定する調査結果をまとめた。(後略)
 
<福島第1>サブドレン水位急低下 近くの井戸掘削が原因か 河北新報  2017/08/11

 
(17)<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず
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 事故当初、1日約400トン発生していた汚染水は現在では約130トンにまで減ったが、凍土壁以外にも原子炉建屋の脇にある約40本の井戸(サブドレン)から地下水をくみ上げるなどの対策を併用した結果だ。東電は凍土壁単独の効果を示せておらず、「サブドレンが主役で、凍土壁はその補助程度の効果だろう」(原子力規制庁幹部)との見方もある。汚染水発生を減らす「切り札」との位置づけは大きく後退し、凍土壁が完成しても汚染水発生量が劇的に減るとは考えにくい。
 
<福島原発>凍土壁 遮水効果はっきりせず 毎日新聞  2017/08/15

 
(18)資格なき東電柏崎刈羽再稼働容認 (その2) 規制委員会の更田新体制も露骨な再稼働推進機関
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4.地下水くみ上げ用井戸水位計設定ミスでも「適格」柏崎刈羽原発の審査が大詰めを迎えていた9月28日福島第一の1から4号機周辺にある地下水くみ上げ用井戸(サブドレン)6本の水位計が誤って設定されていたことが発覚しました。(後略)
 
資格なき東電柏崎刈羽再稼働容認 (その2) 規制委員会の更田新体制も露骨な再稼働推進機関 たんぽぽ  2017/10/19

 
(19)<福島廃炉への道>台風降雨で水位監視できず 井戸からのくみ上げを一時停止
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10月1日〜31日【10月】5日東京電力福島第1原発1〜4号機建屋の周囲にある井戸「サブドレン」の水位計の基準値を誤って設定していた問題で、東電は、建屋からの汚染水漏れはなかったと発表した。(後略)
 
<福島廃炉への道>台風降雨で水位監視できず 井戸からのくみ上げを一時停止 河北新報  2017/11/07

 
(20)<福島第1原発>凍土壁で汚染水発生が半減 東電、効果試算
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 一方、東電によると、実際の汚染水発生量は、凍土壁がほぼ完成した2017年冬には凍結開始前の15年冬より1日約380トン減った。第1原発では上流側で地下水をくみ上げて海に流したり、建屋周辺の井戸(サブドレン)から地下水をくみ上げたりする対策も取っており、これらの効果に比べ、凍土壁の効果は限定的だとみられる。
 
<福島第1原発>凍土壁で汚染水発生が半減 東電、効果試算 毎日新聞  2018/03/01

 
(21)問われる「費用対効果」=凍土壁完成、福島第1−東日本大震災7年
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 東電によると、地下水や雨による汚染水の増加量は凍土壁完成前で1日490トン。完成後の2017年12月〜18年2月は同110トンと4分の1に減ったが、これは地下水をくみ上げる「サブドレン」「地下水バイパス」、地面を舗装し雨の浸透を防ぐ「フェーシング」などを合わせた効果だ。
 
問われる「費用対効果」=凍土壁完成、福島第1−東日本大震災7年 時事通信  2018/03/10

 
(22)<福島第1>凍土壁の効果確認 経産省が公開
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 東電によると、地下水は凍土壁の内外で約4メートルの水位差が生じている。汚染水の抑制効果は1日95トンに上り、建屋周囲の井戸「サブドレン」からのくみ上げなどの対策と合わせ発生量は従来の4分の1に減ったとみている。
 経産省資源エネルギー庁の木野正登参事官は「凍土壁の効果が見て取れる。今後は水素爆発で穴が開いた原子炉建屋屋根の雨水対策などが重要となる」と語った。
 
<福島第1>凍土壁の効果確認 経産省が公開 河北新報  2018/04/11

 
(23)福島第1原発 処理水、迫る限界 タンク容量あと5年
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 政府と東電は発生元の地下水を減らす対策を実施している。原子炉建屋周辺の地中を凍らせて「凍土遮水壁」を作り、建屋に入る前に地下水をくみ上げる井戸「サブドレン」も増強した結果、事故直後に1日約400トン流入した地下水は、200トン前後まで減少した。しかしゼロにするのは不可能で、残る燃料デブリを冷やすため冷却水が必要なこともあり、汚染水の発生は止められない。
 
福島第1原発 処理水、迫る限界 タンク容量あと5年 毎日新聞 2019/05/13

 
(24)いま福島第一原発で起きている困難な問題 汚染水対策や排気筒解体などで何が起きているか
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 東京電力は3つの方法で地下水の建屋侵入を防いでいる。
 1つ目は原子炉建屋のある「10m盤」よりも高い位置の「35m盤」に井戸を12本掘り、汲み上げて排水している「地下水バイパス」。
 2つ目は建屋の周り約1571mの長さに236本の配管を打ち込んで凍結材を流し、地下30mまで凍らせた「凍土壁」。
 3つ目は凍土壁の内側で建屋のすぐ近くにある井戸から水を汲み上げて排水する「サブドレン」。
 
いま福島第一原発で起きている困難な問題 汚染水対策や排気筒解体などで何が起きているか たんぽぽ 2019/06/18

 
(25)原子力災害と感染症の拡散が同時発生する懸念 東京電力の汚染水対策を批判する 
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 同文書において東電は「海洋放出の場合」として「海水中のトリチウムの告示濃度限度(水1リットル中60,000ベクレル)に対して、「地下水バイパス」及び「サブドレン」の運用基準(水1リットル中1,500ベクレル)を参考に検討する」としている。これを前提として計画した結果の各種データが記述されていると考えられる。
 これであれば改めて福島県との間で安全協定等を作成する必要はないと考えているのだ。しかしこれでは総量が極めて多くなる。
 
原子力災害と感染症の拡散が同時発生する懸念 東京電力の汚染水対策を批判する  たんぽぽ  2020/04/20

 
(26)【風評の深層・処理水の行方】処理水放出...リスクのしかかる漁師
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 漁業者はこれまで、福島第1原発の汚染水対策として計画された地下水バイパスやサブドレン計画などの実施を容認してきた。しかし、今回の処理水について、馬目さんは「全く別物」と捉えている。
 
【風評の深層・処理水の行方】処理水放出...リスクのしかかる漁師 福島民友  2020/06/28

 
(27)地下水累計100万トン放出 処理水には抵抗感 福島第一原発
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 サブドレンからのくみ上げは二〇一五(平成二十七)年九月に運用を開始した。これまで約千四百回放出し、総量は累計約百万トンに上る。
 四十五基のサブドレンから吸い上げ、水質を分析した後、浄化設備でトリチウムを除くセシウムなどの放射性物質濃度を一万分の一まで低減させる。東電と第三者機関が運用目標値を満たすことを確認した上で、港湾内に排水している。
 
地下水累計100万トン放出 処理水には抵抗感 福島第一原発 福島民報  2020/10/28
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