[2021_03_03_03]柏崎刈羽原発 また未完了工事(NHK2021年3月3日)
 
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柏崎刈羽原発 また未完了工事

 柏崎刈羽原子力発電所7号機の安全対策工事について、東京電力は3日、新たに、「廃棄物処理建屋」と呼ばれる施設の火災防護工事が、終わっていなかったと発表しました。
 新たに工事が終わっていなかったことがわかったのは、柏崎刈羽原発6号機と7号機が共有する、「廃棄物処理建屋」という施設の火災防護工事で、施設には放射性物質を含む廃液などを処理する設備があります。
この建屋の地下3階には、配管が壁を貫通している部分があり、この貫通部分では、国の新規制基準に基づき、火災が燃え広がらないようにする工事が新たに必要となっていました。
 しかし、東京電力によりますと、社内の担当部署の間で工事が必要となったことがうまく共有できていなかったとみられるということです。
柏崎刈羽原発では、これまでにもダンパーと呼ばれる空調設備の工事や火災感知器の設置工事に加え、原子炉の冷却装置に関係する止水工事の一部が終わっていなかったことが分かっていて、今回で4例目です。
 東京電力はこのほかに工事が終わっていない場所がないか確認を進めていて、今回もこの確認作業の過程で見つかったということです。
 東京電力は「地域のみなさまにご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます。引き続き未完了の安全対策工事の有無を確認する総点検を実施し、点検状況については改めてお知らせ致します」としています。
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